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はじめに
長い夏休みが終わり、いよいよ始業式です。新学期は家庭で過ごした生活リズムが変わり、子どもにとって大きなストレスがかかる時期です。1学期は特に問題なく登校できていたお子さんも登校をしぶったりすることがあります。一時的な不適応反応であることも多く、保護者の対応次第で安心して学校生活に戻れることが殆どです。
元々、不登校であったり、登校をしぶっていたお子さんとは背景が異なるため、以下のような方法が役立ちます。

学期初めに起こる登校渋りへの対応のコツ
1.まずは子どもの気持ちを受け止めます。
「行きたくないんだね」「不安なんだね」「お家にいたいんだね」と子どもの気持ちを否定せずに受け止めて親御さんが言語化してあげます。怠けているとか、甘えていると決めつけるのは避けることが大事です。
2.「どうしてなの?何が嫌なの?」と原因を探ろうとし過ぎない。
子どもに「行きたくない」と言われたら、「何故?」と思うのは親御さんとして自然なことです。軽く理由を聞いてみるのは構いません。ただ、原因を探ろうと色々と質問攻めにするのは避けた方が良いです。と言うのも、子ども自身もなぜ行きたくないのかを分からなかったり、説明できないことが多いからです。無理矢理聞き出そうとするのではなく、子どもが行きたくないと思っている気持ちに対して罪悪感を抱かないで済むように、安心できるコミュニケーションを図ることが大切です。
3.スモールステップで進める
朝、校門まで付き添う、教室まで同伴して先生に挨拶して帰る、とスモールステップで進めると良いです。いきなり通常通りの登校を求めるのではなく、親御さんが子どもの様子を伺いながら、今日は「教室に1時間だけ入ってみよう」と安心感を持たせながら徐々に登校時間を増やしていくのが良いかと思います。スモールステップで進めることが基本ですが、次の段階への移行を図るまでの間隔が長くなり過ぎないことも大事です。
4.学校へ行くための生活リズムを整える
長期休みは、机に向かい座って集中して学習をする時間が大幅に減ります。ゲームやTV、好きな遊び、ダラダラと過ごすなどが常態化しがちです。起床・就寝・食事・学習・楽しい活動のリズムを整えることで心身ともに安定しやすくなります。
5. 親御さん自身の心の安定
子どもが登校をしぶっていることに対して、親御さん自身の焦燥感や不安が強いと、子どもに伝播してしまうことがあります。親御さん自身が「大丈夫」という平常心を保つことも大切です。
6.担任の先生や専門家であるスクールカウンセラーに相談する
早い段階でお子さんの現状を共有し、相談しながら子どもの状態に合った登校の仕方を一緒に考えていくことをお勧めします。親御さんが一人で抱え込まないようにすることも大事です。
まとめ
親御さんが焦らずに先生やスクールカウンセラーと一緒に子どものペースに沿ってスモールステップで進めていくことを優先すると、子どもは登校する力を少しずつ取り戻し登校する時間が増えます。そして、安定してくると通常の登校に繋がります。